推理小説読んでみる?

ミステリー初心者の方にもきっと楽しんでもらえる、有名な推理小説を敷居低めに気楽に♪ご紹介します。

ライトなミステリー『春季限定いちごタルト事件』あらすじ&感想

春季限定いちごタルト事件

私は本を読む速度が遅いので、ぶあっつい本(京極堂シリーズとか)を読んだあとはちょっと軽めに楽しめる作品が良いな~と思うことがよくあります。ずっしりヘビーなのではなくて、サクッと気軽に楽しみたいこともありますよね(*‘∀‘)

そんなあなたにライトなミステリ―、米澤穂信の『春季限定いちごタルト事件』がおすすめです!

 

~あらすじ~

恋人同士でも、依存関係でもない、ただただ互恵関係にあるというちょっと変わった2人、小鳩くんと小佐内さん。中学3年の夏から一緒にいる2人は同じ高校に受かり、共に慎ましい”小市民”を目指している。だけど目立ちたくない2人のもとには、なぜかよく不思議な謎が舞い込んできて…。

 

~目次~

  • プロローグ
  • 羊の着ぐるみ
  • For your eyes only
  • おいしいココアの作り方
  • はらふくるるわざ
  • 孤狼の心
  • エピローグ

無事高校に入学した小鳩くんと小佐内さんの、1学期に起こった事件を描く連作短編集です。

 

~感想のような雑記のようなもの~

陰惨な殺人事件や、殺意も芽生えるほどのドロドロした怨恨関係、外界との連絡手段を絶たれたクローズド・サークル…そんなものは一切ございません!

小鳩くんと小佐内さんが、日常で身の周りに起こる不思議な謎を解決していくちょっぴりコメディタッチでライトな推理小説なのです('ω')ノ

 

小鳩くんの同級生に頼まれて、吉口という女子のポシェットを探すことになる「羊の着ぐるみ」や、鍋を使わずして温めたミルクでいかにして美味しいココアを作ったのかを解き明かす「おいしいココアの作り方」などの日常に潜む謎、それと同時に小佐内さんの自転車が盗まれる事件が発生しており、それが思わぬ形で2人を巻き込んでいくというものも。

 

これだけだと子供向き?なんて勘違いされてしまいかねないのですが、そんなことはありませんよ。大人も楽しめるライトなミステリーなので、ご安心を(*'ω'*)

 

持ち前の推理力を駆使して問題ごとに首をつっこんでしまう性格から痛い目にあった過去を持つ小鳩くんは、推理することを控えて目立たないよう気をつけているはずなのに、どうも推理せざるを得ない状況が頻発。

 

同じ目標を持つ小佐内さんも過去に自分の性格で失敗をしたことがあり、自分を抑えて小市民を目指しています。

 

そんなお互いに穏やかに慎ましく過ごすため、協力しあうと約束をかわした2人の不思議な関係と作品内に漂うゆる~い雰囲気がハマります。

 

クレープやケーキなどの甘くておいしそうなスイーツをよく食べている2人の描写もあって、どうも食欲もそそられます(これは私だけではないと思いたい(´ε`;)ゞ。

 

陰惨なもの、猟奇的なもの、人が死んでしまうストーリーが苦手なあなたにぴったり(・ω・)!

 

 

そして…『春季限定いちごタルト事件』では小鳩くんはどうも推理力で過去に痛い目にあっているとわかるんですが、小佐内さんはイマイチ過去にあったことが明かされていません。気になる~~~!小佐内さんの過去が気になる~!2人が無事に完璧な小市民になれるのかも気になる~~~!

 

するとすると、嬉しいことに続編もありまして、

 

夏季限定トロピカルパフェ事件

 

いちごタルトに続き、夏はトロピカルパフェ。タイトルにもうなんだか心惹かれるもんがあります……(-ω-)♪