自分の絵心やセンスを疑う今日この頃…。まぁそれは置いといて(-ω-)/
イヤミスという言葉はご存知でしょうか?読んだ後イヤな気分になるようなミステリーのことを言うんですが、ドラマ化や映画化された作品も多く有名な湊かなえは、”イヤミスの女王”と呼ばれているんですね。
女性同士のドロドロした展開とか、ハッピーエンドかと思いきや急に突き落とされるラストとか、なんかイヤ~な気分になるのに読んじゃうみたいな。読者的にも女性人気が高いようで、そういった怖い部分をより知っているからなんでしょうかね…(笑)
が!しかし!この『境遇』はイヤミスの女王、湊かなえ作品にしてはあっさりしています。映像化もされていて、ABC創立60周年記念スペシャルドラマの原作になったものです。
~あらすじ~
愛する息子、裕太のために描いた絵本、「あおぞらリボン」が一躍大人気となった高倉陽子。新聞記者で親友の相田晴美とは、親に捨てられて共に施設で育った同じ境遇を持っている。「あおぞらリボン」は、親友の晴美の実体験をもとに描かれた絵本だったのだ。
ある日、息子を返してほしければ真実を公表しろという脅迫状が陽子のもとに届き、裕太が誘拐されてしまう。
犯人の要求する真実とは?そして犯人は一体…?
~感想のような雑記のようなもの~
湊かなえは、作品の登場人物がたとえ脇役でも履歴書を作って念入りに性格付けをするらしいです。
読んでいて紙の向こう側にいる人物たちに人間らしさを感じるのは、それが効いてるんだな~と。
300ページもないくらいの程よいボリュームで、テンポも良いので読みやすかった記憶はあります!
ただ個人的には、好き!これ好き!とは、あんまりならなかったような。面白くないってことはないけど、なんとなくインパクトにかけるような、あんまり印象に残らなかったような…。
湊かなえ作品を多数読んでいる方の意見としては、いつもみたいなドロドロ感とかさすがイヤミスの女王!って感じが薄かったのが残念だったみたいなのも見かけましたね(´-ω-`)
逆に言えば、「ワイはそうゆうドロドロ嫌なんや…」って方には良いかもしれません('ω')
もちろん、やっぱり面白い!!って意見もたくさんありますからね!単なる私一個人の感想なので、読んでみたら何やねんおもろいやん!ってこともあるかもしれませんからね!ご注意ください(;^ω^)