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ミステリー初心者の方にもきっと楽しんでもらえる、有名な推理小説を敷居低めに気楽に♪ご紹介します。

『Yの悲劇』凶器の謎! 悲劇の結末は!? あらすじ&感想

エラリー・クイーン】Yの悲劇 あらすじ&感想

Yの悲劇

シェイクスピア俳優のドルリー・レーンを探偵役とする悲劇四部作の中でも高い人気を誇る『Yの悲劇』。エラリー・クイーンによる名作推理小説で、バーナビー・ロス名義で出版された作品です。

 

エラリー・クイーンとは、フレデリック・ダネイとマンフレッド・ベニントン・リーの2人の共作用ペンネーム。2人はいとこで、文章を書くのが苦手なダネイと、プロットを考えるのは苦手なリー、お互いの苦手な部分を補うことができるため共作を始めたそうです。

 

2人は同時にバーナビー・ロスというペンネームでも共作をしています。まだ正体を明かしていなかった当時、クイーンとロスは別人という設定で、覆面をかぶって公開討論をしたことも。

 

共作をしていること、2人で共作のペンネームを2つ持っていることが知られていなかった頃だからできた面白いイベントですね~。事実が明かされたとき、ファンとしては見事に騙された気分になったんでしょうか(゜o゜)

 

 

そんなエラリー・クイーンの『Yの悲劇』はミステリ―ファンとしては読んで知っていることに意義がある!それくらい有名な古典ミステリーの傑作なので、ぜひとも悲劇の結末をご自身の目で確かめてみてください|д゚)

 

一応順番としては『Yの悲劇』は四部作の2作目にあたりますが、『Xの悲劇』を読んでいないと読めないなんてことはありませんので、お好きな方からどうぞ。

 

でもシリーズ4作をすべて読むなら、順番に読むことをおすすめします。これは絶対その方が面白いので!

 

こちらの記事で、『Yの悲劇』以外にもおすすめ作品をご紹介しています。kirakunimystery.hatenadiary.jp

 

~あらすじ~

ニューヨークの大富豪 ヨーク・ハッタ―氏の死体が海から発見され、毒物による自殺と断定された。しかし事件はそれだけでは終わらなかった。奇人、変人ばかりで有名なハッタ―一家で、毒殺未遂事件、そして不思議な凶器を使用しての殺人事件が発生したのだ。

 

不気味な死の陰がちらつくハッタ―家の事件を解決するため、警察は元シェイクスピア俳優のドルリー・レーンに依頼を持ち掛けた。

 

なぜ凶器にそんな不思議なものを選んだのか。一体犯人は誰なのか。果たして、悲劇の結末は…?

 

~感想のような雑記的なもの~

『Yの悲劇』…まさにタイトル通りの衝撃的な結末!やっぱり古典ミステリーの傑作として人気なだけあります。めっちゃ面白い。

 

いかれたハッタ―家を襲う不気味な事件、漂うどこかおどろおどろしい嫌な雰囲気…なかなか真相を語らない名探偵…古典ミステリーらしい舞台や設定に心惹かれます。

 

調べてみると、海外より 日本国内での方が人気があって高く評価されているみたいですね。事件に関してももちろん面白いんですが、事件に挑むレーンの苦悩する姿とか…そういった部分も人気の所以なんじゃないかな。と勝手なことを思っています。キャラクターの魅力もやはり大切ですね。

 

 

『Yの悲劇』は、ワイダニット、つまり なぜ?の部分に重点を置いた作品でして、いかれたハッタ―家では凶器にしては妙な物が使用されて殺人事件が起こります。そこで、犯人は一体なぜ、そんな物を凶器に使用したのか?という点がとても重要になってくるのです。

 

ぜひ探偵を務めるドルリー・レーンと一緒に、ネタバレなしで謎に挑んでみてください。

 

 

序盤から真相が判明するまでの間ドルリー・レーンはなかなかハッキリ真相を語らないので、ずっと謎がつきまとっている感じが少し長く感じるという意見もありますが、個人的にはあまり気になりませんでした。

 

なんでこんな凶器を?犯人は?何のため?ハッター家不気味過ぎ、怖っ…いろいろ考えてのめり込んでいたらあっという間にラストを迎えておりました。

 

 

そして周囲が全く事件の全貌をつかめずにいる中、たった一人真相をつきとめていくレーンが苦悩する様子はまさに悲劇を見ているようです。ミステリーだけど、それだけじゃない面白さ。結末は…あまりに静かに突然やってきて、かなりの衝撃をくらいました。

 

お読みになった方しかわからない感想になってしまいますが、はっきりし過ぎていない描写が良かったな~と思います。なんとも言えない複雑な余韻に浸って、読後までも楽しめました。

 

 

登場人物は決して少なくないですし、翻訳ものは苦手だな~という方もいらっしゃると思いますが、意外に複雑な家族構成とかでもなくて覚えやすいと思いますよ!

 

事件が起こるのもハッタ―家の館の中なので、いろんな地名がややこしい…\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アナタハダアレ?なんてことも、そんなにないはず…たぶん!

 

 

これだけ有名な推理小説ですから、ぜひ一度読んでみてください。合わないな~と思ったら閉じて次の本へ。無理して最後まで読む必要はありませんから、気楽にどうぞ(^^♪