推理小説読んでみる?

ミステリー初心者の方にもきっと楽しんでもらえる、有名な推理小説を敷居低めに気楽に♪ご紹介します。

【ヴァン・ダイン】『僧正殺人事件』の犯人は? あらすじ&感想

マザーグースの見立て殺人!ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』

僧正殺人事件

s・s・ヴァン・ダインが生み出した名探偵ファイロ・ヴァンスが活躍する『僧正殺人事件』。ヴァン・ダインの作品の中でも、『グリーン家殺人事件』と並ぶ人気を誇る作品で、古典ミステリーを読むうえでははずせません。

 

江戸川乱歩が選んだ”黄金時代ミステリーベスト10”というものがあるんですが、その3位にランクインした作品でもあり、日本での知名度も高いですね。

 

作中、マザーグースの童謡見立て殺人が起こることでも有名。見立て殺人と聞いてソワソワしてしまうそこの古典ミステリー好きのあなた!見立て殺人とか気になる~というそこのあなたも!ぜひお手にとってみてください。

 

これから推理小説を読んでみたい!そんな方向けに、こちらの記事にもご紹介しています('ω')ノ

kirakunimystery.hatenadiary.jp

~あらすじ~

コック・ロビンを殺したのはだあれ

わたしって雀がいった

わたしの弓と矢でもって

コック・ロビンを殺したの

「コック・ロビンの死と葬い」

 

有名な物理学者の邸宅で、その姪のベル・ディラードに思いを寄せていた弓術選手のジョーゼフ・コクレーン・ロビンという男が心臓を矢で射抜かれて殺されていた。そして直前まで一緒にいたスパーリングという男が姿を消した…。

 

マザーグースの童謡「コック・ロビンの死と葬い」を思わせる殺人事件が発生し、現場には僧正(ビショップ)と署名された事件を示唆する書付が残されていた。

事件はそれで終わらず、またも童謡通りに殺人事件が起こる。無邪気な童謡に見立てた不気味な殺人事件に、名探偵ファイロ・ヴァンスが挑む!

 

~感想のような雑記のようなもの~

あらすじでも書きましたが、『僧正殺人事件』ではマザーグースの童謡に見立てて連続殺人事件が起こります。「コック・ロビンの死と葬い」以外にも「ハンプティダンプティ」や「マフェット嬢ちゃん」など、同じくマザーグースの童謡に見立てた事件が。犯人は誰?一体なんのために見立てる必要があったのでしょう…。

 

無邪気な童謡と 残忍な殺人。全く相反する印象を与える2つの要素、この取り合わせがミステリーファンをソワソワさせるわけですね。

 

そして推理小説には欠かせない名探偵ですが、『僧正殺人事件』に登場するファイロ・ヴァンスは実は素人探偵。特に探偵を生業にしているわけではないんですね。しかし、とても博識で高い推理力を持っている人物です。物的証拠だけで推理するのではなく、心理的な側面からも犯人、事件にアプローチしていくような…そんな捜査をします。

 

初めて読んだとき、古典ミステリーに登場する名探偵らしいちょっと気取っていて皮肉屋なやつ、そんな印象を受けました。……けなしている訳ではないですよ!?むしろそういった、クセというか個性が強いキャラクターは大好きです。

 

そんな名探偵ファイロ・ヴァンスが犯人を見つけ出し、事件を解決に導いてくれるんですが、そのラストも好みが別れるかもしれません。道徳や倫理だとかそういったものは遥か彼方。でも私は割とスッキリというか、好きな感じのラストでした('ω')ノ

 

きっとこうだ…と思っていた自分の推理がいつものごとくひっくり返された瞬間。騙されているのに気分が良いですね(笑)これから推理小説を読んでみたいな~とお探しの方なら、『僧正殺人事件』は読んでいて損はありません(^^♪

新訳版が出ているので、そちらが読みやすいと人気ですよ!