推理小説読んでみる?

ミステリー初心者の方にもきっと楽しんでもらえる、有名な推理小説を敷居低めに気楽に♪ご紹介します。

東野圭吾の『ある閉ざされた雪の山荘で』あらすじ&感想

東野圭吾の『ある閉ざされた雪の山荘で』あらすじと感想を

ある閉ざされた雪の山荘で

あまり読書はしない。推理小説はこれから読んでみる。そんな方でも東野圭吾の名前は耳にしたり目にしたりしたことがあるのではないでしょうか?実写化もされた「ガリレオシリーズ」や「加賀恭一郎シリーズ」、その他にも様々な有名作品を執筆してる作家さんです。

 

面白くて読みやすいものが多く、ミステリ―初心者向けにもおすすめしやすい印象。今回はそんな東野圭吾のクローズド・サークルもの、『ある閉ざされた雪の山荘で』のあらすじをご紹介します。

※クローズド・サークルとは、外界との往来や連絡を絶たれた状況下で事件が起こるもののことです。

 

こちらの記事では東野圭吾の同じくクローズド・サークルもの『仮面山荘殺人事件』をご紹介しています。

kirakunimystery.hatenadiary.jp

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 ~あらすじ~

4月、まだまだ冷え込む 乗鞍高原のペンションに集められた7人の舞台オーディション合格者たち。しかし彼らを集めた演出家、東郷はペンションには訪れず手紙でまだ未完成の次回作の舞台稽古の指示がなされた。

それは、記録的な豪雪に見舞われた山荘で起こる連続殺人劇に登場する7人を演じることだった。

しかし、実際にメンバーが一人、また一人、姿を消し始める…。これは舞台稽古のための演出なのか、それとも…???

 

~感想のような雑記のようなもの~

クローズド・サークルで殺人…このキーワードはついつい手を出してしまいますね。ゴキブリホイホイに引き寄せられるゴキブリ並みに惹きつけられます。

クローズド・サークルは”嵐の孤島もの” ”吹雪の山荘もの”なんて言い方をされることもありますが、『ある閉ざされた雪の山荘で』はまさにその通り”吹雪の山荘もの”です。

 

と言っても普通に吹雪で外に出られない状況ではないのが面白いな~と。登場人物たちの足止めというか閉じ込め方がひとひねりされています。

劇団のオーディション合格者たちを舞台稽古と称して、”吹雪の山荘”に閉じ込められる推理劇を実践するような形でペンションに閉じ込め、実際は電話もバスもあるけど外部との接触を持てば合格を取り消す…。

こう指示されているんです。確かにこれならせっかくオーディションに合格し、舞台に出たい彼らは真面目訪れたペンションに閉じ込められるしかありません。物理的でなくて、心理的なクローズド・サークルの完成です('ω')

 

そんな状況下で実際に一人、また一人、メンバーが減っていく中、これが舞台稽古の演出なのか、それとも…。最初は演出だと余裕だったメンバーも、徐々に疑問を持ち始めます。

読者も一緒に、演技なんかマジなんかどっちやねん…?と悩める設定が楽しめて良いな~と思いました。描写の、”視点” も面白かった。読み終わってなるほど納得。これは読んで頂ければわかると思います!

 

ただ、ちょっとラストが…。個人的には犯人の動機だとかいろいろ含めて、展開が面白かった割に結末はあんまり好みではなくて、そこだけ残念でした。

それでもラストに至るまでは楽しめたので、面白かったのは面白かったんですけどね(*´з`)

 

やっぱり東野圭吾作品は読みやすいな~と思います(*´з`)