推理小説読んでみる?

ミステリー初心者の方にもきっと楽しんでもらえる、有名な推理小説を敷居低めに気楽に♪ご紹介します。

石持浅海のおすすめ!『扉は閉ざされたまま』をご紹介

石持浅海の碓氷優佳シリーズ!『扉は閉ざされたまま』

石持浅海 扉は閉ざされまま

石持浅海の碓氷優佳を探偵役とした倒叙ミステリーが楽しめる『扉は閉ざされたまま』をおすすめしたくてパソコンのキーボードを叩いております。

どうでもいいことですがお供はカフェラテ。あんまり飲めないのに間違ってノンシュガーを買ってしまい、一口飲んで気が付き、悲しい気分ですがモッタイナイので一滴残らず飲み干します。

 

いやいやまず、倒叙ミステリーってなんやねん??

倒叙ミステリーとは、犯人の視点で物語が進むミステリ―のことです。

 

ミステリ―と言えば探偵が手掛かりを集めて犯人やトリックをあばく!みたいな印象が強いですが、倒叙ミステリーでは犯人視点なので、読者は犯人がいきなりわかっているんですね。

 

え、そんなんトリックも犯人もわかってたらミステリーにならんやん…なんてことはありません!これはこれでめっちゃ面白い!

警察や探偵が謎を解こうとしているときの緊迫感…ピンチがやってきたときの対処…犯人気分で緊張します。一読の価値ありですよ。

 

~あらすじ~

大学のサークル仲間7人が同窓会のために、とあるペンションに集まった。

そこでなら完璧な密室を作ることが出来る…計画を実行するにはぴったりの場所だった。伏見亮輔は客室の一室で後輩の新山を殺害し、密室を作り上げ扉を閉ざした…。

 

~感想のような雑記のようなもの~

あらすじを見て頂ければ一目瞭然、いきなり犯人の名前が!そうなんです、倒叙ミステリーはこうやって犯人がわかっていてOK!それが面白いミステリーなんです。本を開けば、物語がいきなり犯人の犯行シーンからスタートします。名前も、密室にした方法も。わからないのは動機の部分だけですね。

 

 

そこからは最後までずっと犯人の視点で最後まで読み進めていくことに。犯人もトリックも全部わかっているので、探偵との手に汗握る頭脳戦がもうドキドキハラハラな訳です。これが倒叙ミステリーの面白さで醍醐味。

 

『扉は閉ざされたまま』は石持浅海の「碓氷優佳シリーズ」第1作目、探偵役はシリーズ名の通り碓氷優佳という知的な美少女がつとめます。美少女と言っても25歳なんですけど、美少女って感じ(*´з`)

 

普通なら、扉はこじ開けられて警察がやってきて…密室殺人!トリックは?犯人は?なんて、そんな展開を想像しますよね。

しかし『扉は閉ざされたまま』では、伏見亮輔が密室を作り上げ、まさにタイトル通り扉は閉ざされたまま物語が進みます。

 

最後まで扉が開かれることはありません。探偵役・碓氷優佳は閉ざされたまま、中の様子を見ることもできない状況でどうやって事件を解決するのか…そもそも中で何が起こっているかも普通ならわからないはず。洞察力はすさまじいし、賢すぎてびっくりします…美少女だけど怖いです(笑)

 

 

そして倒叙ミステリーならではなんですが、犯人視点で進むのでどうしても探偵役が悪い方に感じてしまって…( ̄▽ ̄)敵対視してしまいます。

 

「おぉぅ…そんなとこ突っ込んでこんでええねん…」

「なんで気づくねん、目ざとい…」

「こわっ!この子今の会話でそんなこと気づいたん!?」

「そんな何気ない発言、よく覚えてますねお嬢さん??」

 

もう終始こんな感じです。自分が犯人なわけではないし、殺人を犯した犯人が当然悪いのに。わかっているのにどうもドキドキハラハラ!倒叙ミステリーを醍醐味を見事なまでに思い切り堪能いたしました。

 

 

動機は少~し薄い気もしますが、あまり気になりませんでした。重要なのはそこじゃないんだ…推理力凄すぎキレ過ぎの碓氷優佳と犯人の頭脳戦が楽しめましたから十分です!みたいな感じです。

 

殺人事件の部分も、とてもあっさりしているからか、重たくないんですね。それで余計に犯人視点で楽しめるのかもしれません。あまりにひどく陰惨な事件だとちょっと苦しくなりそうですが、『扉は閉ざされたまま』は読みやすいです。ミステリ―らしい、頭脳戦を心置きなく楽しめます(^ω^)

 

 

分厚くもないので、通勤通学のお供にもぴったりですね。荷物が重たくならない、持ち歩きにも良い感じ。ただし電車やバスの乗り過ごしにご注意を。

 

それでは、碓氷優佳のキレッキレの推理に思う存分冷や汗かいてビビりましょう。

 

 

ちなみに続編はこちら。「碓氷優佳シリーズ」なんで、当然ですが碓氷優佳がまたも活躍します。⇩

 

 

倒叙ミステリー以外にも面白いミステリーはたくさん。みんな大好きどんでん返しが楽しめるミステリーや、叙述トリックものご紹介していますので、よろしければ覗いてみてください。

kirakunimystery.hatenadiary.jp

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