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【綾辻行人】の館シリーズ第五作!『時計館の殺人』感想

綾辻行人の〈館シリーズ〉から『時計館の殺人』を感想と共にご紹介

綾辻行人 時計館の殺人

綾辻行人の〈館シリーズ〉の中でもお気に入りの、『時計館の殺人』をあらすじや感想とご紹介します。

 

十角館の殺人』も大好きなんですが、この『時計館の殺人』も、これぞミステリ―の王道!といった推理小説でとても好き。

 

第四作までも一応ちょこちょこと順番にご紹介してきているので、未読なら見てやってください。

 

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~『時計館の殺人』あらすじ~

百八もの時計がコレクションされる時計館で、十年前に一人の少女が死んだ。そして館に関わる人々を次々と襲う不審な死…。

 

大手出版社の新米編集者、江南孝明は駆け出しの推理作家、鹿谷門実のもとを訪れた。自身が担当するオカルト雑誌の特別企画で、2人と因縁のある中村青司が手掛けたという時計館に取材に行くため、同行しないかと伝えに来たのだった。

 

その企画とは、亡霊が出ると噂される時計館に3日間閉じこもり、霊との接触を図ろうというもの。

 

雑誌の副編集長、カメラマン、霊能者、大学の超常現象研究会の面々と共に、彼らは時計館を訪れる。しかしそこで、凄惨な無差別殺人の恐怖が襲い掛かることになる。

 

 

~『時計館の殺人』感想のような雑記のようなもの~

綾辻行人の〈館シリーズ〉の中でもかなりお気に入り『時計館の殺人』。600ページを超えるなかなかボリューミーかつ読み応えバッチリな一冊。読了感は「疲れた」でした。もちろん良い意味で、です。

 

あの中村青司が鎌倉の森に建てた、百八もの時計がコレクションされる館。そこでかつて一人の少女が死に、不審な死が続く。しかも幽霊が出ると噂されていて…。

 

雰囲気ばっちりじゃないですか!怪しげで、不気味で、陰惨…。ここまで順番に〈館シリーズ〉を読んできたあなたなら、あの中村青司が建てた雰囲気満点の館で、「なにも起こらないわけがない」とお気づきですね。

 

起こる事件は、閉ざされた空間での無差別殺人。怖い。ドキドキしながら読み進めました。

 

今更なんですが〈館シリーズ〉の最初にある、館の平面図もいつもワクワクします。ここで何がどうなって事件が…とかなんとか考えるとドキドキワクワク…しませんか?

 

 

館に閉じ込められた9人の男女と、外から取材を行っている作家の2つの視点で物語は描かれていて、分厚くても飽きずに読みやすい1つのポイントかもしれません。だから、分厚いし…なんて気にせず一度読み始めてみてください。きっとグイグイ読まされますよ。

 

「誰が犯人か」はもちろん面白いポイントなんですが、時計館の殺人』では見事なトリックに驚かされました。もう、「さすが!」としか言えませんでした。安定の面白さと、衝撃です。

 

ネタバレしたくないのでなんと表現すれば良いのか非常に難しいのですが、この舞台でこのトリック……はとにかく壮観。過去や事件の背景もしっかり語られ、スッキリと納得して本を閉じることができました。

 

ラストの切なさの残る終わり方というか、収束させ方も、時計館にはふさわしい最後だったのではないかと思えました。

 

 

館シリーズ〉第一作目の『十角館の殺人』に登場する大学生たちと似た学生たちも登場して、シリーズのファン的にはなんだか感じるものがあるかもしれませんね…。

 

 

いつもネタバレせんがために無駄にわかりにくい感想でゴメンナサイ。ミステリー小説を思い切り楽しんで頂きたいな~という思いがあるので、ご容赦ください(´_ゝ`)

 

私の写真の『時計館の殺人』は、改訂版ではない古い方です。新装改訂版の表紙はこのデザインで、上下に分かれてます。