推理小説読んでみる?

ミステリー初心者の方にもきっと楽しんでもらえる、有名な推理小説を敷居低めに気楽に♪ご紹介します。

【名作】エラリー・クイーンの悲劇四部作はもう読みましたか?

探偵ドルリー・レーンが活躍!悲劇四部作

推理作家、エラリー・クイーンがバーナビー・ロス名義で執筆した名作<ドルリー・レーンの悲劇四部作>はもう全部読まれましたか?

 

日本では四部作の2作目である『Yの悲劇』が特に有名で高い評価を得ていますが、他の3作もミステリ―好きなら読んでおきたい名作です。

 

今回は、そんな四部作のあらすじやちょろっと感想なんかをまとめてご紹介しようと思います。

 

順番に関しては、『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』『レーン最後の事件』というタイトルなので誰が見ても一目瞭然のわかりやすさですね。シリーズ全部読むつもりなら、順番に読んでください。

 

では、順番にご紹介する前に作者のエラリー・クイーンと探偵役ドルリー・レーンについてもちょっとご紹介します。

 

エラリー・クイーン

有名なミステリー作家のエラリー・クイーン

 

ミステリー好きならご存知の方も多いのですが、エラリー・クイーンとはフレデリック・ダネイとマンフレッド・ベニントン・リーの2人の共作用ペンネーム

 

そう、エラリー・クイーンは2人組なんです。

 

ダネイとリーはの2人はいとこで、文章を書くのが苦手なダネイと、プロットを考えるのは苦手なリー、お互いの苦手な部分を補うことができるため共作を始めたそうです。

 

そんな2人はエラリー・クイーンと同時にバーナビー・ロスというペンネームでも共作をしています。今回ご紹介しているドルリー・レーンの悲劇四部作は、後者のバーナビー・ロス名義で出版されたものですね。

 

まだ2人組であると正体を明かしていなかった当時、クイーンとロスは別人という設定で、覆面をかぶって公開討論をしたこともあるんだそうです。面白い。

 

 

エラリー・クイーンが生み出した探偵、ドルリー・レーン

探偵役を務めるドルリー・レーンの名前は、イギリス、ロンドンにある通りの名前からとられているそう。でも、ドルリー・レーンが活躍する舞台はアメリカです。

 

シェイクスピア俳優で、長身に肩までたらした銀髪と鋭い目という風貌の、60代の探偵。でもその肉体は60代とは思えないほどに頑健。

 

レーンは聴覚を失ったために俳優を引退していますが、読唇術により日常生活は電話以外は問題なく送れるらしく、引退してから犯罪学に興味を持ち始めて警察に協力するように。役者経験を活かして事件に挑みます。

 

自分だけが真相に気が付いても、「今はまだ解明すべきでない」と言うと絶対に謎を明かそうとはしません。これは、クセのある名探偵たちの特徴ですね。

 

とても簡単な紹介になってしまいましたが、エラリー・クイーンとドルリー・レーンについてでした。

 

それでは本題の悲劇四部作を見ていきましょう。

 

1.『Xの悲劇』

ドルリー・レーンの活躍する悲劇四部作の第1作目『Xの悲劇』。日本国内では『Yの悲劇』の人気が高いですが、『Xの悲劇』も負けず劣らず引き込まれてしまう面白さ。

 

シェイクスピア俳優ドルリー・レーンの手によって、謎に包まれていた事件の真相が鮮やかに解き明かされるラストは特に必見です。お見逃しなく!

~『Xの悲劇』あらすじ~

株式仲買人のハーリー・ロングストリートが、ニューヨークを走る満員電車の中、奇妙な凶器で殺害された。密室状態にあるその車内には、彼に恨みを持つものが大勢乗っていた。

 

警察は元シェイクスピア俳優の探偵ドルリー・レーンに捜査協力を依頼するが、更に事件は重なり、思いもよらない方向へと向かう。

 

 

2.『Yの悲劇』

ドルリー・レーンの悲劇四部作の2作目『Yの悲劇』。何度もしつこいですが、国内人気はこの『Yの悲劇』が一番高い模様。

 

いかれた家族を襲う事件の数々…漂う不気味な雰囲気になかなか真相を語らない探偵…古典ミステリーを堪能してください。

 

「犯人はなぜそんな凶器を?」

 

”なぜ”に重点を置いたミステリー、Why (had) done it?=ホワイダニットとしても最高の面白さを誇ります。

~『Yの悲劇』あらすじ~

ニューヨークの大富豪 ヨーク・ハッタ―氏の死体が海から発見され、毒物による自殺と断定された。

 

しかし事件はそれだけでは終わらなかった。奇人、変人ばかりで有名なハッタ―一家で、毒殺未遂事件、そして不思議な凶器を使用しての殺人事件が発生したのだ。 不気味な死の陰がちらつくハッタ―家の事件を解決するため、警察は元シェイクスピア俳優のドルリー・レーンに依頼を持ち掛けた。

 

なぜ凶器にそんな不思議なものを選んだのか。一体犯人は誰なのか。果たして、悲劇の結末は…?

 

『Yの悲劇』凶器の謎! 悲劇の結末は!? あらすじ&感想 - 推理小説読んでみる?

↑この記事でも『Yの悲劇』をもう少し感想詳しく紹介してます。

 

 

3.『Zの悲劇』

ドルリー・レーン、3つめの悲劇『Zの悲劇』。インパクトで比較するなら前作『Yの悲劇』が上をいきますが、『Zの悲劇は』重量感のあるじっとりとした雰囲気が楽しめる一作かと。

 

刑務所、囚人、死刑といった重ためなワード、描写が更にシリアスさを演出しています。

 

そして、前作から10年後舞台に描いています。ドルリー・レーンの老いを切なく感じます(´_ゝ`)でも頭のキレは全く衰えることなく、クライマックスの演出はさすが。

~『Zの悲劇』あらすじ~

Yの悲劇から10年…サム警視は引退し、娘と私立探偵事務所をして暮らしていた。ある日2人が不正金調査で訪れた町で殺人事件が発生し、アーロン・ドウという人物が逮捕された。

 

しかしサムの娘、ペイシェンスは推理によってドウは無実であると結論を出し、ドルリー・レーンの協力のもと無実証明を試みるが、ドウが突如脱獄したタイミングで第二の殺人が起こり状況はどんどん悪化していく…。

 

果たしてレーンは、死刑宣告を受けたドウを救うことはできるのか?

 

 

4.『レーン最後の事件』

ドルリー・レーン四部作、4作目『レーン最後の事件』。ついに、悲劇四部作の完結です。

 

『Xの悲劇』に始まり、苦悩を強いられた『Yの悲劇』、そして『Z悲劇』を経て迎えるこのラスト…。順番に読んでこそ堪能できる一作、最終巻にふさわしいものだと思います。

 

まさに、悲劇。

~『レーン最後の事件』あらすじ~

警察を引退して探偵業を始めたサムと娘のペイシェンスに依頼を持ち込んだ男は、虹色のまだらな髭を持つ奇妙な人物だった。男は一通の封筒を預けて消えたが、その頃博物館でシェイクスピア稀覯本が盗まれていることが発覚。

 

次々と現れる不可解な謎に、元シェイクスピア俳優ドルリー・レーンが真相解明に乗り出すことになるが…。

 

すべての謎が明かされたとき、最後に待ち受けるものは…?

 

 

以上、ドルリー・レーンの悲劇四部作でした

エラリー・クイーンによる名作、ドルリー・レーンの悲劇四部作をご紹介しました。シリーズ全部読もうかな?と思っているなら、最初にも書きましたが、

 

順番に読んでください。

 

もう伝えたいのはそれだけです!それでは、本格古典ミステリーを心置きなく楽しんでください。