推理小説読んでみる?

ミステリー初心者の方にもきっと楽しんでもらえる、有名な推理小説を敷居低めに気楽に♪ご紹介します。

【東野圭吾】『十字屋敷のピエロ』あらすじ紹介

2018年初更新ということで今更ですが、あけましておめでとうざいます。今年もぼちぼちやっていくので、何卒よろしくお願いいたします(^-^)

 

さて、久しぶりの更新、新しくあれこれ本を読む余裕がないので、ふと目についた東野圭吾の『十字屋敷のピエロ』を簡単に、ネタバレしないよう気をつけつつご紹介しようと思います。

 

関係ない話ですが、ピエロってなんであんなに怖いのか、不気味なのか、、、。なんででしょうね(・・?

 

まずはあらすじ、、

竹宮産業創始者の女婿である宗彦が何者かに殺害された。傍らには、愛人、三田理恵子の遺体も横たわっている。理恵子が仕掛けた無理心中事件なのか? それとも…。

 (引用:Wikipedia 十字屋敷のピエロ - Wikipedia)

 

タイトルにある通り、「十字屋敷」なんていかにも何か起こりそうな洋館を舞台に、何かを抱えていそうなお金持ち一族から一人の女性が死んだことで更なる惨劇の幕があけるミステリ―。なんとなく古典ミステリ―的な雰囲気を感じさせますね。

 

登場人物が一族の人だらけなので、あんた誰よ!とか、この人たち親子だっけ孫だっけ?とか最初は正直めんどくさかったです(笑)序盤に一気にご登場なさるもんで余計に。それさえ乗り越えればあとはもうサクサク読めます。サックサクです。

 

結論から言ってしまうと、トリックとかは度肝を抜くような奇抜なものではないし、破壊力抜群のとんでもない衝撃が待ち受けているミステリ―ではないと思います。

 

が!このミステリーの斬新なところは、物語に登場する悲劇を呼ぶというジンクスをもつ「いわく付きピエロ人形」の視点が描かれること!

 

このピエロの人形が話かけてきて人間に事件の真相を教えてくれたりするわけじゃないんですけど、人形はなぜかいつも事件の現場に置かれているんです。さすが不気味なジンクスを持っているだけあります。想像しただけで怖い。

 

でもそのおかげで、ピエロの人形は犯人しか知りえない犯行の瞬間を見ているんです。にもかかわらず、暗闇だったり視界がさえぎられたり、、、とピエロの人形も全てを見ることができていないので「事件、そっこー解決☆」とはいかない。ここがまた上手に計算されている感…。

 

謎を解くわけでもなく、ただただピエロはその時自分に見えたものを語ってくれます。これが、お屋敷とかお金持ち一族とか古典的で良い意味でよくあるパターンを、一味違う作品に仕上げている要素なのかなと思います。

 

とんでもなく衝撃的!ではなくても、事件自体もかなり複雑。バラバラで断片的だった事件が二転三転しながら、登場人物の推理によって完成する過程もやはりお見事。伏線も綺麗に回収してくれるので、すっきりです。

 

こんなややこしいものを、ほころびもなく、論理的に組み立てて面白く書いてしまうって凄いことですね、、、文才を少しで良いから分けて頂きたい|д゚)

 

それに加えて東野圭吾らしいひと捻りもさすが。犯人の計算高さ、頭キレ過ぎて怖いです。

 

もし読もうかなぁとお悩みの方がいらっしゃいましたら、気軽に手にとってみてください。読みやすいのでミステリ―初心者にもオススメできます\(^o^)/